32歳男性−−−朝日新聞2000年10月20日付け夕刊 若者向けの投稿ページより
「人の目が怖くてつらい、そんな自分を変えたい」という10代の投稿に対して呼びかけた投稿。この筆者も、昔は電車の中でも「向かいの人が自分を見つめているような気がして顔が赤くなり、酔ったような状態で登校していた」。しかしそんな自分が嫌で座禅を始めて「小さなことにくよくよするな」という教えに触れたという。さらに「得意なことに打ち込むのも手」だといい、上に揚げた言葉につながる。
不器用な人ほどラッキーなのかもしれない・・・いや、そういうよりも、一見不都合な状態を「それがむしろラッキーだった」と言えるように、だれでもなるはずなのである。欠点があるから、その分長所を伸ばそうとする。その結果、欠点などはどうでもよくなり−−いや、あまつさえ欠点が自信によって直るかもしれない−−伸びた長所は自分の決定的な生きるよりどころとなる。
私自身はどちらかといえば「器用」なタイプではあるが、それゆえに一点に集中することができず、なにもかもが中途半端である。いわゆる「器用貧乏」というやつだ。しかしそのこと自体も、「長所にエネルギーを転化しうる欠点」と考え、自分らしさをまっとうしながらより良く生きていく道をさぐりたい。
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